「薄茶平点前」
水屋メモ:
1)水屋では、必ずタオルで茶巾をしぼること。
2)掃除:① 掃き掃除大切;② 床からと貴人畳からと二種ある。
3)弱火で釜を乾燥する時、消火を忘れぬこと!!!
点前メモ:
01 お菓子を出す前に、茶道口で室内の状況を確認して、歩数を考えておくこと。
02 左手で棗を取る直前に折り畳んだ帛紗から挟まれた指を出すこと。
03 茶杓を持つ手:親指と四本指で◯を作って、茶杓は人差し指の第一関節まで置く。
04 茶碗を拭く:10時から5時まで。
★ 銘:鶯
客メモ
① 一人客の場合、お菓子をいただいてから、菓子器を上座に避ける。
② 拝見物がでて、襖がしまってから、菓子器を襖の一番遠い端っこに置いておくこと。
③ → 亭主が挨拶に襖を開けて、菓子器をその手で水屋板にかくしておくこと。
初炭メモ
炭:
胴炭、輪胴、(香合台?)、丸毬打(まるぎっちょ)、割毬打、(枕炭?)丸管炭、割管炭、止炭、枝炭
道具:
炭斗(すみとり)、羽箒(はぼうき)、火箸、環、紙釜敷、灰器、灰匙、
準備:
① 炭斗を作って、水屋板に置く。(割毬打2管1割管1丸毬打2止炭1胴炭1香合台1枝炭5+火箸+羽箒+環+香合+△香)
② 灰器に湿し灰を入れ、灰匙をたてて右側に立てかけておく。→水屋板
③ 紙釜敷
炉の掃き方:
【初掃き】 釜をあげて、初掃きをする。
炉口:右縁12→ 向縁−左縁3 →手前縁456
炉縁:向縁—右縁7 → 左縁—手前縁8
【中掃き】灰を蒔いて、灰器を戻して、中掃きをする。
炉口:右縁12→ 向縁−左縁3 →手前縁456
炉縁:向縁—右縁7 → 左縁—手前縁8
五徳:向9→左10→右11
【後掃き】(止炭をついで)炭継がおわって、火箸を戻して、後掃きをする。
炉口:右縁12→ 向縁−左縁3 →手前縁456
炉縁:向縁—右縁7 → 左縁—手前縁8
点前:
1 茶道口で「炭をつがせていただきます」と一礼して、炭斗を両手で持ち出し、炉の下座に座って、炉口の右側に置く。
2 紙釜敷きをわさが懐中になるように懐中して、灰器を左手で胸前に持ち上げて入り、襖をしめる。(★灰匙は右横)
3 灰器を置いたり取ったりするとき、必ず手を二回持ちかえる
4 炉正面に進んで、客付き下座に向かって斜めに座る。
5 灰器を持ち直して、点前畳の左下座(亭主の右後ろ)に置く。
6 炉正面に向き、羽箒を炭斗の左横に置く。
7 環をとって、膝の右側、炭斗の正面左寄り、三目空いておく。
8 火箸を羽箒と炭斗との間に置く。
9 香合を右手でとって、左手受けて、右手で環の右に置き合わせる。
10 蓋を閉める。
11 環をとって、釜に掛け、紙釜敷を出して(右→左→右)身の左前、炉の左斜め横に置き、一膝進んで、釜をあげて、紙釜敷の上に載せる。
12 釜正面に向けて、釜を紙釜敷のまま畳の右よりに引き寄せる。環を外して釜の左横に置きあわせる。
13 炉正面にもどり、初掃きをする。
14 火箸を取って、右膝前で畳について持ち直し、手前の下火を向こうに写す。
15 火箸を炭斗にもどし、炭斗をもち、右斜め向こうにおく(体は動かぬ)
16 客付き下座斜めに向いて、灰器をとり、炉正面に戻る。
17 灰器を炉縁の右に置き、灰匙で灰を掬ってまく。
18 灰匙をもどして、客付き下座斜めにむいて、灰器をもどす。
19 炉正面にもどって、中掃きをする。
20 両手で炭斗を戻して、火箸を右手で上から取って、左手に渡します。
21 右手で胴炭を取り、五徳の左右爪の間に置く。→懐紙で指を清める。
22 火箸を右手に渡して、右膝前で突いて持ち替えて、炭斗の向こう側から毬打、割毬打、毬打の順に→止炭を外して→管炭、割管炭を一緒に→枝炭をその上平行に→止炭をつぐ。
23 後掃きをする→羽箒を炭斗の左上に置く。
24 香合を左手で取って、右掌に載せて、蓋をあけ、火箸でお香を出して、炉にいれる。
25 香合の蓋を閉め、拝見を受けて、そのまま手前で回し、炉縁の右向こうの脇に出す。
26 釜をあげた位置に体を動かして、釜を炉に戻す。
27 紙釜敷の清めてから、懐中する→環を取って火箸にかける。
28 一膝下がって、羽箒で釜の蓋を「ア」の字を書くように掃く。
29 羽箒をもどして、釜の蓋を切る。
30 灰器を下げる→炭斗を下げる→襖を閉める
31 香合の問答をする。(黄交趾の亀形香合、梅が香、鳩居堂)
32 香合を両手で持って、下げて、総礼する。