最近の言葉から。小泉自民党が圧勝した総選挙。故三木武夫元首相の妻睦子さんは、二大政党の流れとあわせて護憲の埋没を憂える。「平和への思いを継いでくれている人がほとんどいない」

 万博の次は夏季五輪。東京都知事は「閉塞(へいそく)感を打破するためにも、日本の首都である東京に」。福岡市長は「ヒューマンスケール(身の丈にあった)の五輪をめざす」。札幌も動いているが、いま、なぜ必要かの議論が欠かせない。

 1万3千円をだまし取った30代の男性が、横浜で逮捕された。家庭に恵まれず、職も失っていた。更生できると弁護士らが奔走し、就職先を見つけて執行猶予を得た。男性は言った。「もう、まともには生きていけないと思っていた。得たものの方が大きかった」

 不登校を経て仕事に就いた人たちが『学校に行かなかった私たちのハローワーク』(東京シューレ出版)に思いをつづった。「子どもは時期を待つと、自分のペースで、きちんと一つひとつ階段をのぼっている。あぁ、私はこの感覚を知っている、と思った」(保育士26歳)。

 岐阜県の旧加子母(かしも)村の住民グループが毎月情報紙を出している。合併で村の広報が廃刊になり、行政の印刷機を借りて1千世帯に無料で配る。編集長の秦雅文さんは「『読んだよ』という声を掛けられるのが一番うれしい」

 78年間連れ添う鹿児島県肝付町の池袋幾久治さん、知恵さん夫妻がそろって白寿を迎えた。「悪いところは助け合い、良いところを尊敬し合う。そして笑顔を絶やさないことが大切」と知恵さんは言う。