周三 8 7月 2009
“一笔信--致友人”(摘抄)
Posted by yanmin under 卧读
[4] Comments
『日本一短い手紙 友へ』
角川文庫 平成13年5月
平成11年度第七回
<一筆啓上賞ーー日本一短い手紙「友へ」>
入賞作品
【一筆啓上賞】 郵政大臣賞 10篇
☆ 紫陽花、憂鬱、便箋、檸檬も書けた。
ただそれだけで、私たちは離れられなかった。ーー沖中美和子 北海道 34歳
☆ 子供の写真の年賀状はもうやめよ。
あんたのことが知りたいねん。ーー北村幸子 滋賀県 41歳
☆ あの筆箱、普通に見ればただの筆箱。
あなたと見ると笑いをくれる。ーー木村真智子 群馬県 13歳
☆ アインシュタインは
友といるときには時の流れが早くなるのを
知ってたかな。ーー工藤直人 千葉県 18歳
☆ ??????? (アソビニイコウ)
小学生の頃、夢中でつくった暗号
今でも覚えています。ーー小柳幸子 佐賀県 27歳
(注:?为无法输入的符号:)
☆ いわないよ。キミが犯人だって。
友だちでいたいし。
でもそれ本当の友達じゃないね。ーー坂本怜美
☆ 僕は、「友」より「友達」の方がいいな。
その方がたくさんいるみたいで。ーー真橋尚吾 福井県 13歳
☆ 僕はつかれた。
僕は友達につかれた。楽しいけどつかれた。
友達とはつかれるものだ。ーー土井尚弘 広島県 13歳
☆ 熟年、晩年、老境、
何んとでも言え
世紀が変わっても
貴様と俺だ! ーー永岡義久 東京都 67歳
☆ 理由は知らないが、
先生に怒られていたお前を
俺は雪を見ながら待っていた。ーー若森貴幸 北海道 18歳
【秀作】 北陸郵政局長賞 10篇
♪ 君が男でなくて良かった
もし君が男なら
恋愛 結婚 離婚
フルコースやったよね ーー浅井優子 大阪府 38歳
♪ 愛娘まゆちゃん
私が「友達よ」と言うと怒るけど
彼ができたら、母になるからね。ーー新井清美 長野県 49歳
♪ 女同士の酒。
ドアが開く度、振り向く貴女(あなた)は、
一体誰を待ってるのかしら。ーー石原てる美 埼玉県 25歳
♪ 貴女(あなた)が小説家(サガン)で私は詩人(ゲーテ)だったあの頃
今どうしてるの?
心の医者(ドクター)もとめています。 ーー大林まゆみ 奈良県 41歳
♪ この電話は現在使われておりません。
直接会ってお話下さい。ーー金丸智美 北海道 14歳
♪ どうしてケンカしたんだっけ。
どうして仲直りしたんだっけ。
不思議だね。 ーー小金井さほり 東京都 14歳
♪ 不登校は悪い事じゃないよ
心が風邪を引いただけ
ゆっくり休んでいいんだよ ーー 秦怜子 和歌山県 13歳
♪ 「どうだ!」と、眼鏡をかけた写真を送った。
「こうだ!」と、禿げ頭の写真を送って来た。ーー原田つとむ 東京都 50歳
♪ 親友と出会うんは
恋人を作るより難しいねんて
簡単な方が出けへんな お互い ーー舟積文子 大阪府 26歳
♪ つまらないシャレを言っていた君。
その君はもういない。
だからもっと、つまらない。ーー渡辺邦太 ドイツ 12歳
淘宝淘到的有趣中古书。 中午与友人坐在茶楼轻轻念着,想像尤其是小作者们轻蹙眉头的可爱模样。都是很简单的话,却十分有趣,特抄录与日语同好分享。
其实有几句还是不太明白,留着,也许有一天。
这套书应该还有:母への手紙 家族への手紙 愛の手紙 父への手紙 母への思い ふるさとへの手紙,以及出版当时还在募集的いのち。谁看见了也抄录一些就好了。。。
还有一些[特别赏][佳作]等奖别的作品,下次。
日本一番短い手紙「私へ」
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一筆啓上賞
あなたの心の悲鳴。聞きとれるのは私だけ。私とあなたの寂しい関係。 竹田 飛鳥(東京都15歳)
お願い、黙って、私が努力している綺麗な夢の孵化を、手伝って…… 陳許玉蘭(台湾72歳)
私にしかできないことがある。きっとある。今は分からない。でもある。きっとある。 黒木かつよ(宮崎県19歳)
コノセカイニアタシハヒトリダケソレハアタシヲツヨクスル
海道志寿佳(福井県18歳)
おいおい そんなに落ち込むなって人生少しわかりかけてきたじゃないか。 浅原昭子(青森県40歳)
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秀作
あなたの明るい笑顔の中にある、一人ぼっちの慟哭を、私だけは知っています。 品川由美子(秋田県36歳)
ぼくへのてがみは、むずかしいけど、ぼくからのてがみはうれしいな。 篠崎太希(福井県6歳)
一夜漬けではなく、何日も漬け込んだ漬物のような人生を送ってください。 広瀬瞬(千葉県12歳)
お母さんになった私へ。怒りんぼじゃない、やさしいママになってください。 宮下雅美(栃木県7歳)
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特別賞
廃品回収日で-す。という声を聞くと、ギョッとするよ。俺も八十過ぎだから。 (稲木健治(新奈川県82歳)
ivyさん へ
コメント ありがとうございます。
短そうに見えるけど、たくさん思わせる秀句ばかりですね。
一つうかがっていいですか。
上は平成何年の優勝作品ですか。
こんにちは。
一番理解しているつもりなのに、もしかしたら一番分かっていないのかもしれない存在は自分。
「一筆啓上」賞――日本一番短い手紙「私へ」は角川書店にて平成十四年(2001年)四月二十五日に初版発行。
その以外の一筆啓上賞テーマは下記の通りいろいろがあります。
第一回:「母」への手紙
第二回:「家族へ「の手紙
第三回:「愛」の手紙」
第四回:「父へ」の手紙
第五回:「母へ」の想い
第六回:「ふるさとへの想い」
第七回:「友へ」の手紙
第八回:「私へ」の手紙
第九回:「いのち」
第十回:「喜怒哀楽」
以上、ご参考まで。
ivyさん
お詳しいご説明 ありがとうございます!
こちらこそ、分かるような気もしながら、分からないようです。
一筆は深いのか、人生は深いのか、と考えてるところです。
よろしくお願いします。